記念パーティー開会ご挨拶 2018.5.26(松田会長)

 私 昨年4月から会長の役を仰せつかっております1980年建築学科卒の松田智仁と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 本日会場満杯にご来賓並びに同窓生の皆様方をお迎えし、広島工業大学建築系学科卒業50期・五三会創立45周年記念事業のメイン事業として、記念パーティーを開催できますこと、また、同時に記念誌「時空の匠Ⅱ」を発刊できますことを大変嬉しく思います。

 記念事業といたしましては、もう一つ、秋に建築設計競技を構えており、賞金もアップいたしますので、ご子息などへのPRもよろしくお願いいたします。

 さて、広工大の建築係学科は、1965年の建築学科創設から1993年の環境学部環境デザイン学科と工学部土木工学科建築工学コースへの分離改組、そして2017年の環境学部建築デザイン学科への改組と、建築学科の遺伝子を引き継ぎながら、建設業界に、社会に人財を供給し続けています。また、同窓会「五三会」は、1973年8月建築学科卒業生を母体として創設された建築・環境系学科の卒業生、在学生によって構成する同窓会組織です。卒業生同志の親睦事業を行いながらも、五三会コンペ、業界研究会など在学生支援活動を継続していることが大きな特徴となっています。この8月には同窓会創設45周年を迎えます。

 建築系では今年3月の卒業生が第50期目となり、工学部の卒業生約2000人を含めますと累計でついに一万人を超えたと伺っています。広工大全体で47000人近い卒業生と伺っており、四分の一弱が建築系で占めております。実績としては、中四国九州地区私立大学卒での一級建築士合格者数では第一位と伺っております。昨夜も都市計画部門の技術士の合格祝賀会に出席しておりましたが、環境デザイン学科卒の若者がおり、大変頼もしく思いました。このように卒業生一万通りの人生ドラマがあるわけで、誠に感慨深く、それぞれのお立場から活躍され、社会に貢献されているものと思います。

 これまでの半世紀にも及ぶ歴史の中で培われた同窓生の縦横のネットワークは、建設業界はもとより地域社会においても、仕事や諸活動の支えになってきたものと確信しています。五三会といたしましても、就職活動の支援など、今後ともこうしたつながりを大切に育て、広工大建築の未来に向けてネットワークを強化していけるよう、微力ながらお役に立ちたいと考えています。本日の記念事業はまさにネットワークの成果の現れです。同窓生の皆様方にもこうした活動にご賛同、ご協力を賜りたくお願い申し上げます。同窓会未入会の方にはぜひ入会をお願いいたします。

 本日は、恩師の先生方、卒業の先輩方に感謝しつつ、再会を遂げた同級生と楽しい時間を過ごしていただきたいと存じます。

 最後に本日会場にお運びくださいましたご来賓の皆様、先生方をはじめとして、ご参集くださいました同窓生の皆様、記念事業実行委員や記念誌編集委員の皆様、さらには記念誌に寄稿くださいました皆様に厚くお礼申し上げ、開会のご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

五三会会長 松田 智仁